今回の記事は税理士受験生や税理士合格者向けです。
ご存知のとおり税理士試験はそもそも科目選択制ですので、どんな税理士でもすべての税法科目を受験することはまずありません。
受験オタク以外はそんな時間もありません。
ただし、実務ではそんなことはまったく通用しません。(例えば相続税の申告はやらないなど、勉強していない税目の仕事をすべてやらないという選択は実際にもあり得ます。)
そこで、さまざまな媒体で勉強することにはなるんですが、その選択肢をメリットデメリットをまじえてご紹介したいと思います。
Contents
書籍で独学する
まず思いついて一番実践している方が多いのはこれだと思います。僕にはなかなかつらい方法です(笑)
メリット
①費用が安くすむ
②いつでも勉強できる
③どこでも勉強できる
デメリット
①厚い本を最初からひたすら読むとたいてい眠くなる
②理解度がこれでいいのかという指標がない(ゴールが見えない)
③いつでもできるから後回しになる
大手予備校の講座を受講する
実際にちょっと自信のない税法科目については、あえて受験生に混ざってTACや資格の大原など大手の税理士試験予備校で勉強するという方も多くいます。
メリット
①教室受講すれば他の受験生もいるのでモチベーションを保ちやすい
②教室受講すれば開講日が決まっているのでスケジュール管理が不要
デメリット
①受講料がそれなりにかかってしまうだいたい1科目20万円程度します。(通信でも同じ)
②試験を受けるわけではないので演習などをする必要がない
スタディングを受講する
インターネットで受講するだけですべて完結します。
予備校のいいところをそのままにして、コスト面でも大変助かります。
2021年2月現在の開講科目は「簿記論」「財務諸表論」「法人税法」「相続税法」「消費税法」「国税徴収法」の6科目です。
これに所得税法が加わってくれれば最強ですね!
メリット
①受講料が大手予備校の1/4程度ですむのに体系的に勉強できる
②eラーニングなので、わからない箇所は繰り返し確認できる
③ここはわかってるという箇所は倍速などでサッと受講することもできる
④書類は全部PDFなので、かさばらない
⑤スマホでも受講できる
デメリット
①いつでも受講できるからこそ、自分で受講時間を決めてやる必要がある
②合格実績が乏しいことや相対評価の試験であることから、ホンモノの受験生にはまだ未知数
③税法科目はまだ法人税法と相続税法しか開講していない
まとめ
正直受験生以外で税法をひと通り勉強したい方々には通勤講座が最強だと思います。
僕も受講してみましたが、講義もわかりやすいです。
二倍速で視聴しても問題なく聞き取れますので、どんどん進めることができました。(もっと早くイケるかもしれない)