BATIC(国際会計検定)Subject1独学勉強法

外資系企業に就職したいから、USCPAを取得したいから、簿記学習やTOEICのついでに・・・などいろんな動機はあり、取ったからと言って食べていけるわけではと思いますが、それだけにサクッと短時間で取りたいですよね。

実際に私は税理士試験の簿記論と財務諸表論は合格したあとで受検したので、そんなに苦労なくアカウンタントレベルになれました。

ちなみに英語は一切話せません(ナイストゥーミートユーと言われてもどう返していいのかすらわかりません)ので安心してください(笑)

某キュレーションサイトにかつて投稿した記事のやや改訂版です。

Contents

BATICとは

東京商工会議所の公式サイトによると、

日本と外国の両方の会計ルールに精通し国際ビジネスのかけ橋になれる人材を育成することを目的として東京商工会議所が主催して年2回実施されている検定試験です

とのこと。

試験は2科目あります。

Subject 1(英文簿記)  10:00~(制限時間1時間30分)400点

Subject 2(国際会計理論)13:00~(制限時間2時間30分)600点

合計 1000点満点です。

僕はまだSubject1しか合格できていないので、以下は英文簿記の勉強法についてになります。

Subject 1(英文簿記) について

配点は満点で400点。

スコアにより称号が得られます。

期待されるレベルとして・・・

①200~ブックキーパーレベル

基本的な会計取引を英語で理解できる。

要するに半分取れればブックキーパーです(笑)

②320~アカウンタントレベル

ブックキーパーに対する簡単な指示、英語による会計帳簿の記帳及び管理ができる。

独学ステップ(1)簿記も英語も知識ゼロの人

①日商簿記3級を取得
まずこのレベルの知識がないとそもそも会計の仕組みがわかりません。

日本語で学びましょう。

市販のテキストと問題集を使って独学でいいと思います。

②過去問題集を読む

問題と解答を交互に見て、日本語でどの程度のレベルでどのような出題形式かを理解します。

これで問題に慣れれば、完全に英文の意味がわからなくても出題形式を読み取れます。

いきなり解こうと張り切って幻滅しないためにあくまで読むだけです。

③英単語を暗記

②でわからなかった単語の意味をテキストなどで調べて単語帳を作ります。

スマホでいつでもチェックできるようなアプリを活用するのがオススメです。

④過去問を解く

②で読んでるのとわからない単語を③で覚えてるのでそこそこできるはずです。

このステップで時間配分を身につけます。

日商簿記取得からだとだいたい半年もあれば働いている人でも対応可能だと思います。

TOEICなどを受験したり勉強する必要は一切ないです。

会計用語だけ暗記すればOKです。

独学ステップ(2)簿記3級以上、英語知識ゼロの人

上記の②~④を実践してください。

会計の内容でつまずいたら、日商簿記の方の日本語テキストに戻ったほうが楽だと思います。

簿記3級レベルの方なら3~4ヶ月、簿記2級レベルの方なら2~3ヶ月で取得できると思います。

簿記1級や税理士試験簿記論合格レベルの方なら1ヶ月かかりません。

独学での勉強ステップ(3)簿記ゼロ、英語知識ありの人

上記の①から知識ゼロと同じステップをこなしてください。

正直日常会話の英語ができても会計英単語と簿記のしくみを知らないとまったく意味不明だと思います。

そういう意味では簿記3級を取得されているけど英語ができない方より不利です。

でも、英語に対するアレルギーがない分3~4ヶ月で十分だと思います。

オススメの書籍

以下の3冊を繰り返せば合格です。

とにかくわからない問題は解き直しをすることです。

①簿記3級のテキストと問題集

かわいいイラストはいらないけど(笑)

②BATICのテキスト

公式のものよりもTACの方がわかりやすく、どちらかと言うとこちらのほうがオススメです。

③TACの過去問題集

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

  1. 横浜国立大学経営学部に合格するための戦略

  2. 税理士試験で記憶力・暗記力を発揮するために

スポンサードリンク