川崎市中原区元住吉オズ通り商店街の税理士、トノヤマです。誰しももっと記憶力があったらなぁ・・・と一度は思ったことがあるかと思います。
受験勉強、資格試験の勉強、仕事・・・。
記憶力がいいに越したことはないですよね。
特に税理士をはじめとする資格試験は暗記中心というか、そもそも覚えてないと土俵にすら立ちません。
どんなに頭がよくてもそもそも知らないと点数が取れないわけです。
私も暗記は本当に苦手で、税理士試験でも苦しみでしかありませんでした。
そんな多くの人の悩みの種となっている記憶力を高める方法を自分なりにまとめてみました。
Contents
生きていくために不可欠かどうか
脳科学者で多くの著書を持つ研究者の池谷裕二先生によると、
海馬(耳の奥にある脳の一部位)が必要と判断した情報だけが脳の中の大脳皮質と呼ばれる場所に送られ、
長期間保存されるそうです。
また、海馬は「生きていくために不可欠かどうか」という基準でその判断をしているそうです。
食べ物や危険に関する情報が何よりも優先されるということです。
池谷先生の本は読みやすいので本当にオススメです。
海馬をだます
そうは言ってもそれほど生死に関わる危機感が完全に欠如している現代日本において、
わざわざ吊り橋の上で暗記するわけにもいきません。
ですので、海馬に対してこれは生死に関わる情報だと勘違いさせる方法があると池谷裕二先生は言っています。
その方法は、繰り返し情報を脳に送り続けること。
繰り返すことで脳は勘違いしてくれるそうです。
なんだよ、反復かよ・・・って感じですよね(笑)
ただ、反復にもコツがあって、エビングハウスの忘却曲線を活用する方法です。
脳は物事を忘れるようにできていて、その時間が統計的に証明されています。
その忘れやすいタイミングに反復することで、海馬を騙しやすくなるそうです。
この話を初めて聞いたとき、そんなスケジュール管理は難しいと僕は思いました。
そこで、エビングハウスの忘却曲線の理論に基づき復習のタイミングを教えてくれるアプリを活用する方法をオススメします。
覚える対象に興味を持つ
これは誰しも納得感のある話だと思います。
彼は勉強ができた方ではなかったそうです。
ただただ魚が好き。
異常なほどに。
その気持ちが脳に重要な情報だと判断させ、東京海洋大学の教授にまでなれる知識を得ました。
言うのは簡単ですが、せっかく勉強するならその対象にどれだけ興味を持てるかも重要ですね。
下記は池谷裕二先生以外で僕が過去に読んでオススメできる2冊です。
できるだけアウトプットする
アウトプットした方が記憶に残りやすいというのも聞いたことがあるかもしれません。
教科書を読むより問題集を解く、
人に話してみる、
ノートにまとめてみる
などです。
これも脳の性質でアウトプットの方がインプットよりも重要な情報だと判断するからだそうで、都市伝説ではなくちゃんとした根拠があります。
税理士試験の勉強に当てはめてみると・・・
まず、生きていくために不可欠かどうかについては、
試験に合格しないと安月給のままだし生きていけない!!
家族を養っていけない!!
と必死になることでクリアできそうです(笑)
もちろん、合格したからと言って生きていける保証もありませんが、合格しないよりは絶対にマシです。
海馬を騙す、興味を持つ、アウトプットすることについては、
学習内容をまずは理解して興味を持つ、
身近な人に内容を話してみる、
定期的に問題集を繰り返す。
というプロセスでかなり効果的になりそうです。
経験的にも理解していないことを記憶するのは苦痛以外の何でもありませんし。
理屈抜きの丸暗記が得意なのは中学生までだそうです。
おっさんが力技でどうにかしようと思っても無理なわけです(笑)
オススメグッズ
独断と偏見で選んだオススメグッズです。
受験生のとき、とにかく飲みました(笑)
ガムもありますよね。
僕は多少胡散臭くても試して後悔する方がいいと思っていろいろサプリも飲みました。
精神的にもかなり追い詰められていたのかもしれません(笑)
まとめ
結局は努力、圧倒的努力!
知らないと問題解けませんから。
ただし、脳のルール(性質)を理解した上で努力するのとそうでないのでは歴然とした差が出そうです。
フルタイムで働きながら資格試験の勉強をされている方は本当に時間がありません。
少しでも努力が結果に結びつくために、試験直前になる前に記憶力について今一度理解しておくことをオススメします。