日本政策金融公庫に限らず、
創業融資はまだ事業を開始していない段階で申し込みをすることが多いです。
じゃあ何を日本政策金融公庫は評価しているかということですが、
もっとも気にしているのは、ズバリ
1.自己資金
2.経歴
3.信用情報
の3つです!!
Contents
自己資金
ラーメン店を開業したいから融資を借りたい方がいるとします。
修行したラーメン店の給料から毎月コツコツと貯金して300万円貯めていますというAさん。
給料はパチンコにも費やし貯蓄額が0円のBさん。
あなたが日本政策金融公庫の担当者ならどちらに融資しますか?
当然Aさんですよね。
金融機関としては貸し出したお金を毎月回収する必要があります。
すでに毎月計画的にお金を工面する能力があることは創業融資にとって非常にプラスに働きます。
日本政策金融公庫の融資では借入希望額の10分1以上が必要とされていますが、
それでは少ないと思ってください。
ちなみに、ご家族などからの援助も自己資金となります。
経歴
ラーメン店の例で進めます。
脱サラでラーメン店を開業したい飲食業経験ゼロのAさん
メディアでも取り上げられるような行列ラーメン店で修行したBさん
これまた言うまでもなくBさんですね(笑)
Bさんのような場合、売上を上げるノウハウを持っているとみなされますので、
非常に有利です。
また、事業計画を作成する際にも、売上の見込みがたてやすくなります。
ただ、直接経験がなくても可能性がないわけではありません。
例えば、ラーメン店で修行したことはないけど学生時代から1,000軒以上食べ歩いてノートに味と評価を記録している、
とかすごくないですか?
情熱を感じますよね。
思いつきでラーメン店をはじめたいと思った方よりはるかに評価されます。
信用情報
お金を貸す側としては、毎月計画的に返済してくれるのかということが当然気になるところですが、
その過去実績が信用情報です。
クレジットカードの返済遅れ、滞納、カードローンの利用実績・・・。
その方がお金に対していい加減な意識であるということまでわかってしまいます。
CICという機関で有料ですが自分の信用情報を確認することができます。
不安な方や融資を申し込みたい方は取得することをオススメします。
私がサポートさせていただくときも過去に不安な要素がある方は取得いただいています。
まとめ
創業してもホントに返済できるの?と言われても夢ややる気だけではなかなか証明はできませんし、
お金を貸すわけにはいきません。
お金に対して杜撰ではないこと、売上をあげるための要素が具体的にあることが証明できれば、
日本政策金融公庫は借りやすい金融機関であることは間違いありません。
ちょっと無理かな~と思った方は今からでも遅くありません。
1日でも早く融資のための行動をして、アピール要素を増やしていきましょう。