一般的に会計事務所勤務の方々は12月から繁忙期となります。
年末調整、法定調書申告、償却資産税申告、給与支払報告書提出、確定申告、3月決算法人の申告…となるとだいたい5月末まで。
半年ありますのでもはや繁忙期とは言えないような…(^^;;
では、そのような中で次の8月の試験にどうやって間に合わせるのか、挫折しまくりの経験から自分なりの方法を公開したいと思います。
参考記事:税理士試験の結果がうまくいかなかった人へ
Contents
ハッキリ言って時間はない
税理士試験は12月に合格発表がありますので、また来年も同じ科目を勉強することになってしまった場合には、上記のとおり繁忙期に突入していますので、5月末までほとんど椅子に座って勉強することができない状況になります。
前にできた問題もできなくなったりスピードが遅くなったりします。
そしてまた8月の試験をほぼ2ヶ月程度内容をなぞっただけで受けるので、当然落ちます。
そしてイライラします。
家族と会話がなくなります。
こうなると完全に負のスパイラルです。
僕の場合、まず心構えとして時間が確保できないことにストレスやイラつきを感じてしまうと、それだけでかなりのロスなので、もう「時間はないものだ、毎日勉強できないものだ」と割り切りました。
消費税法勉強法(理論編)
理論を書いて覚える時間はない
理論についてはとにかく書かないでください。
書いてしか覚えられないという方も書かないでください。
働かないで受験に専念してる人と同じやり方しても絶対勝てるわけありませんから。
とにかく何度も何度も見る、読む、想像する・・・って100回くらいやってると少しずつ覚えてきます。
むしろ自己暗示的に覚えてくると信じましょう。
理論暗記の前に毎回「絶対覚えられる」と数回つぶやいてからとりかかるのが意外とオススメです。
椅子に座る勉強は後回しにしてスキマ時間に理論暗記
椅子に座って勉強するのはほぼ休日と決めて、平日はほぼ理論暗記のみに集中すべきです。
通勤電車の中、横断歩道の信号待ち、人との待ち合わせなどのスキマ時間も常に理論マスター(理論サブノート)を開きます。
僕はさらに読み上げアプリをリピートして聴いていました。
消費税法勉強法(計算編)
計算は5月以降に一気に片付ける
計算は一気にやると勘が戻りやすいので、短期集中でなんとかなります。
計算問題集は去年の総まとめ的なものを一冊やったら(1回でいい)、あとは総合問題のみ。
ここで、難問(Cランク)は無視していいと思います。
予備校は本番でビビらないようにたまにアンビリーバボな問題を混ぜてきます。
10年に1回もでないような問題は捨てて大丈夫です。
そんなのを繰り返す時間はないので、標準問題を基本に立ち返ってミスらない方が重要です。
電卓で単なる集計はしない
電卓が人より早いかどうかは合否に関係ありません。
その時間は考えたり他の問題に当たる時間に回してください。
仮計の位置づけ
僕の場合は、通常の本則計算は仮計なし。
簡易と国等の計算はその部分だけ仮計を作りました。(たまにしかお目にかからないので)
それで十分スピードは間に合いましたし、ミスもなくせました。
昼休みも勉強する
昼休みも極力勉強しました。
付き合いが悪いとか和を乱すとか思われてもまったく関係ないです。
自分の人生の面倒まで見てくれる人はいません。
自分だけですから割り切った方がいいです。
僕は幸運にも事務所の近くにカフェがあったので、お昼休みは計算問題を解くことができました。
(それでもなんだかんだで週2、3回ですが)
長期化しそうなら退職も考える
ここまで書いていると、いろいろ受験時代のことを思い出して気が滅入りそうになりました(笑)
イライラしていろんな方に迷惑をかけた思い出しかありません。
心の修行になるとか変にプラスに捉える練習をするなら1年でも早く合格する方法を考えた方がいいと思います。
ずっとその事務所に勤務するわけでないなら、思い切って退職するのも手です。
お客さんに迷惑がかかるから・・・と言うのは所長がフォローすればいい話です。
迷惑をかけたと思ったなら、事務所のお客さんではなく将来の自分のお客さんに還元すればいい。
前回の記事もそうですけど、結局早く合格することだけを考えてくださいという結論に落ち着きますね(笑)
参考記事:税理士試験の結果がうまくいかなかった人へ