今日は年末調整関係で実際にご質問をいただいた事例について書きたいと思います。
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相談者とのやりとり
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”a” icon=”1.jpg” name=”相談者” ]もうすぐ会社を辞めることになって、会社に退職届を提出したんですが、人事部から年末調整の書類を出すように言われたんです。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”b” icon=”2.jpg” name=”トノヤマ” ]えっ、ちょうど年末で辞められるんですか?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”a” icon=”1.jpg” name=”相談者” ]いいえ、12月1日から違う会社に転職することが決まっています。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”b” icon=”2.jpg” name=”トノヤマ” ]では、提出する必要はありませんよ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”a” icon=”1.jpg” name=”相談者” ]そうなんですね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”b” icon=”2.jpg” name=”トノヤマ” ]そもそも何のために年末調整をしているか、会社が理解せず事務的に提出するように言っている可能性がありますね。[/speech_bubble]
年末調整は何のためにするのか
年末調整とは、
[aside type=”boader”]年末調整とは・・・
給与の支払者がその年の最後の給与の支払をする際に、給与の支払を受ける人について、
1年間の給与の総額を計算して、その年の年税額を確定し、それまでの給与の支払の際に
源泉徴収をしてきた税額との合計額とを比較して過不足額を精算する事務のことをいう。[/aside]
つまり、年税額を確定する必要がない人は、年末調整の必要もないということになります。
では、この後どうすればいいのか?
2つあります。
1つ目は、次の会社で年末調整をしてもらうという方法です。
ただし、12月1日入社だと前職の源泉徴収票も必要になってくるので、
間に合わない可能性もあります。
ということで2つ目は、自分で確定申告をする方法です。
そもそも、所得税は申告納税制度を前提としています。
年末調整はそれを会社が代行して徴税実務を簡素化しているお手伝いをしているに過ぎないのです。
ですので、個人事業主の方などと同じように翌年の2月16日から3月15日までに確定申告をすればいいのです。
給与以外の収入のない方は、複数枚の源泉徴収票の金額を合算するだけですので、それほど難しくありません。
どうしても自分では難しいという方も税務署が忙しくなる前に行くか、
無料相談などに行っていただければ十分対応できる内容です。