川崎市中原区元住吉オズ通り商店街の税理士、トノヤマです。
当たり前のこととして日々何の疑問も持たないままにしていることってあると思います。
僕にとってその一つが今日のタイトル「シャチハタはなぜダメなのか?」です。
書店の文具コーナーで朱肉を探していたら、ふと気になってしまい調べました。
Contents
そもそもシャチハタとは
やはり定義から入らないといけません(笑)
シャチハタって実は会社名です。
会社名が物の名前になってしまってるということです。
セコムしてますか?とかゼロックスするとか(最近言わないか・・・)。
ググるも会社名から来てますね!
当初は、日の丸旗(ハタ印)がマークだった。しかし、日の丸を登録商標にしてはならないとの指摘を受け、創業者である舟橋金造の、名古屋のシンボルは名古屋城の金鯱だとの判断からシャチホコが描かれた旗、すなわち「鯱旗」に変更した。それがシヤチハタ というブランド名の由来である。
ということで、名古屋の会社だけに「シャチホコ」の「旗」が由来のようです。
われわれが普段使っているのは、「ネーム9」とか呼ばれる「インキ浸透印」ですよね。
朱肉のいらない宅急便の受け取りにピッタリのハンコです。
法的効力はあるのか?
タイトルにもつけましたが、よく認印を押そうとして「シャチハタはご遠慮ください」とありませんか?
なぜでしょうか?
100円ショップの三文判はよくて(「殿山」は当然100円ショップにないです)、どうしてダメなのか?
疑問に思ったことありませんか?
でも、調べると・・・
法的に効力はあります!!
まあ口頭でも契約は成立しますからね、そりゃそうだ。
契約は、当事者間で特定の事柄について意思が勝ちすることで成立します。
そして、それを確認し、証拠として残すために契約書を作成しています。
ということは、シャチハタでも本人が押しているのであれば、契約の効果を妨げることにはならないのです。
結局ダメなの?
もったいぶってすみません(笑)
現実問題として、シャチハタの印は薄くて長い年月が経つと消えることが多かったそうです。
それで印影がハッキリとして、経年劣化の心配もない普通の朱肉の印鑑でしかダメだという慣習が今も根付いているということです。
今は100年消えないインクくらい作れそうですので、そんなことないですよね・・・。
長年の慣習・・・おそるべしです。
番外編:三文判って何?
三文判についてもついでに調べました。
三文判は文字通り三文の判ということで、安物の印鑑という意味です。
大量に同じデザインが普及しますので通常は認印として使っていますよね。
実印登録もできますが、当然同じ名字の他人とカブりますので、公的な証明として使うにはリスクが高すぎるということになります。