機会損失の方がもったいないから大学院に行って税理士になるのもアリ

川崎市元住吉のオズ通り商店街の片隅で営業する税理士トノヤマです。

今日は税理士を目指しているもしくは目指そうかと迷ってる方向けに、大学院に行って税理士になることについてです。

Contents

税理士になるルートはひとつじゃない

税理士になるルートは1つではありません。

1.試験で5科目合格
2.試験を一部免除
3.試験を全部免除

一般的には1の試験で会計2科目(簿記論、財務諸表論必須)と税法3科目(法人税法か所得税法必須、あとは自由選択)の計5科目に合格するルートではないでしょうか。

TACや大原などの専門学校のパンフレットもそのルートが前提です。

ただ、働いたりしながら受験する方も多いので平均9年かかるとか都市伝説がありまして…。

2の一部免除については、大学院で会計又は税法を専攻して修士論文が国税庁に認められれば、会計1科目と税法2科目を免除することができます。つまり、最低会計1科目、税法1科目は試験に合格しなければいけないものの、ゴールが俄然近くに見えてきます。

3は国税庁などに一定期間勤務すると与えられる特権(としか思えない)です。

実際、近年の税理士登録では2と3の免除組の人数が1の試験組の人数を上回っています。

決定的な違いは確実性

何がいちばん違うかというと、試験勉強は不確実性が高いということです。
予備校で合格確実ラインにいても、本番のケアレスミスひとつでまた来年〜というのはザラです。

また1年間家族や友人などの周囲を巻き込んでしまうわけです。

会計1科目、税法2科目両方免除しようとすると、大学院に4年間行って2本論文を仕上げないといけないので、
これまたなかなか大変。

ですので、一番メジャーでオススメなルートとしては会計2科目と税法1科目を試験で突破、
残り税法2科目を大学院で免除するのがいいかと思います。

もちろんデメリットもある

大学院の入学試験に合格しないといけない

当然といえば当然なんですが、大学院ですので入学試験があります。

ほとんどの大学院では、出願書類の中に「研究計画書」というものがあります。
入学後にどのような研究をしたいかあらかじめドラフトのようなものです。

これをテキトーに書くと入ってから指導が面倒だなという印象を与え、大学院側の印象が悪くなるので要注意です。

最近はネットでもググれば書き方が出てきますので、特に問題ないとは思いますが。

学科試験もあるところはありますが、社会人入試は書類審査と面接(プラスで小論文)のところが多いです。

手を抜くとバレやすい書類審査で落とされないようにしたいところです。

授業料が結構かかる

これが一番のネックという方もいらっしゃると思います。

書籍代や資料集めのコピー代もかかりますので2年間で200万円から300万円はかかるでしょう。

ただし、大学院でも日本学生支援機構の奨学金が利用できますので、対象に該当すれば選択肢の一つになります。

まとめ

結論を言ってしまうと、迷ってるならお金を借りてでも行った方がいいです。

お金がないという方はよく考えてみてください。
試験勉強を選択して10年以上かかってしまったら、それだけ生涯で税理士として活動できる期間が減ります。

税理士として活動する期間の方が収入は当然多いはずです。
さらに悶々といつ受かるんだろうと思いながら家族や友人にも迷惑をかけ精神衛生上もよくありません。

とにかく機会損失が一番もったいないと思うのです。

税理士試験の勉強がライフワークになっては元も子もないですから。

どんな大学院を選べばいいか、大学院を選んで実務的には大丈夫なのかなど、また記事にもしていきたいとも思いますが、
ご希望があれば個別でのコンサルティング等も行いますのでご連絡ください。

<雑記>

WordPressのスマホアプリではじめて記事を書いてみましたが、視覚的にも公開した感じと違いますし、
画像がうまく処理できないし・・・イマイチです(笑)

スマホですべて完結してくれるといいんですが。

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