川崎市中原区元住吉オズ通り商店街の税理士、トノヤマです。
もうすっかり夏の陽気ですね。
半袖シャツの中に入ってくる風が心地いいです。
今回は創業融資を受けたいと思っていても、日本政策金融公庫か制度融資かというところでよくわからない方も多いかと思います。
僕がアドバイスを求められた場合の回答を簡単にですがまとめました。
Contents
日本政策金融公庫とは
国が出資する金融機関です。
日本経済を活性化させたいという政策的な目的がそもそもありますので、創業融資に積極的です。
申込みは日本政策金融公庫の各支店で行います。
制度融資とは
民間の金融機関が行う融資ですが、県や市などの自治体が補助をすることで、地域経済の活性化を促すことが目的です。
自治体によって保証協会への保証料を補助したり、利息を補助したりと条件はさまざまです。
申込みは制度融資を取り扱っている民間の金融機関の各支店で行います。
どっちがいいかと言われたら・・・
基本的に僕は、「日本政策金融公庫」と回答しています。
理由①
融資実行までの期間が制度融資より短いため。(1~1.5ヶ月程度)
制度融資は保証協会という金融機関とは別の機関が保証するため、審査に時間がかかります。(2~3ヶ月程度)
理由②
無担保無保証である(保証協会の利用、代表者の個人保証がいらない)ため。
理由③
金利が比較的低いため。
理由④
一般的な金融機関と比べて審査が通りやすいため。
ただし、これはきちんと事業のために計画的に準備をしてきている方に限って言えることです。
飲食店の場合
公庫融資が絶対にオススメです。
自己資金やその他の状況にもよりますが、借入額が度融資より多くできる可能性が高いです。
修行されてきたお店やコツコツと開業資金を貯めてきたりした実績が融資の審査を大きく左右します。
必要書類
(1)借入申込書
(2)通帳コピー
(3)創業計画書
(4)借入金のある場合は、支払明細書(現在の借入残高、月々の支払額がわかるもの)
(5)不動産の賃貸借契約書(店舗・自宅分)
(6)営業許可書、資格または免許を証明するもの
(7)見積書、工事請負契約書(設備投資する方のみ必要)
(8)運転免許証コピー
(9)関連企業の確定申告書及び決算書(別で会社を経営されている方のみ必要です)
(10)印鑑証明書
(11)代表のご自宅分の水道光熱費の支払い状況がわかる資料
(12)履歴事項全部証明書(謄本)
(13)職務経歴書